当日審査をしていただきました、審査員の岩野めぐみ先生、玉田裕人先生にご講評をいただきました。
是非ご覧いただき今後の励みになればと思います。
ピアノフェスティバル2026
審査員講評
岩野めぐみ先生
皆様の元気一杯の演奏に勇気を頂き、有難うございました。
ピアノの楽器を歌わせる事が出来るようになると、どんな曲を弾いても美しく聴こえるようになります。
ピアノの音が消える特性を生かし、その場面にふさわしい身体の使い方や、指、手首、腕、肘の動きが音楽と一致するといいですね。音と音のつながりをなめらかにすることで、オーケストラの音や人間の声に近付けます。
ピアノを打楽器でなく「歌」のように響かせることは一番大切なことで、それが可能になると「音楽」として聴こえてきます。
玉田裕人先生
本日は雨の中、素敵な演奏を聴かせていただき、ありがとうございました。学校の勉強などもある中で、皆さんが日頃からよく練習を積み重ねてきたことが、どの演奏からも伝わってきました。講評にも書かせていただきましたが、
・メロディーを強く意識すること
・楽譜に書いてあることを大げさに表現すること
・右手と左手のバランスに注意すること
・離鍵を意識し、音を空間に飛ばすイメージを持つこと
・日頃の練習から大きな空間で演奏することを想像すること
など、これらを意識して練習を重ねることで、演奏がさらに魅力的になっていくはずです。皆さんのこれからには、まだまだ可能性があります。今後も様々な楽曲に挑戦し、表現の幅を広げながら、音楽を楽しんでいってください。